写真学科
【内定レポート#011】公務員から心機一転。趣味だったカメラを仕事にできた。
公務員勤務から心機一転。カメラの趣味を仕事に変えた伊藤さんにお話を伺いました!
元々カメラは親の趣味だった。
卒業展示の作品と伊藤さん。
–入学前はサラリーマンとして働いていたとのことですが、どんなお仕事だったんですか?
高校を卒業して公務員として4年間働いていました。高校卒業後すぐにはカメラマンになろう!みたいなことはなかったんですが、親がカメラを趣味にしている人で…小さい頃から身近なものでした。本格的に撮ることはやっていなかったんですが、写真を見るのが好きでした。
–九州ビジュアルアーツを選んだのはどうしてですか?
実家が福岡にあったということと、2年で学べるところですね。やっぱり年齢的にも4年間学ぶのは負担だなと思っていて。短くしっかり学ぼうと思いました。それで、通いやすい場所にある九州ビジュアルアーツに決めました。
–入学を決めてからは体験入学にも来校しましたか?
はい、行きました。担当の先生とも話して、優しい先生でしたし設備もしっかりしてて。カメラも普通に買うと高いですよね?そういうのも色々揃っているのを見たことを覚えています。
–好きな授業は「ロケ」ということですが、どんなことをしますか?
授業というよりは外に出て各々で撮影する感じです。先生がつきっきりとかではないですね。人によって撮り方も狙い方も違うと思うんですけど、僕の場合は人の自然な写真を撮りたいので、人の多い方向にふらっと歩いて「いいな」と思ったものを撮っていくスタイルです。
伊藤さんお気に入りの作品。福岡の春吉あたりで撮影したとのこと。
–写真はどのように評価されるんですか?
定期的に講評会があるのでそこで先生からフィードバックをもらいます。ここはこう撮るといいかも、これはシャッタースピードをもっと上げるといいね、構図はこう切り取るとよくなるよ、とか…
–なるほど、撮影するときに大事にしていることはありますか?
そうですね、人を撮るので自然に写ってもらうためにカメラが見つからないようにしています(笑)”見つからないように”というのも盗撮みたいなことではなく、正面から撮ることが多いので不自然に構えられないように、素早く捉えるように意識しています。
日常をとらえた作品が多い伊藤さん。見慣れた街の風景を撮影しています。
スロースタートだったものの、運が味方した就活だった。
–就職活動はどのように進めましたか?
僕自身、周りよりはスロースタートだったと思います。2年生の6月頃から動きました。本当に運が良くて、1社目の面接担当者の方ととても”フィーリングが合った”というか…。ありがたいことにすぐ内定をいただきました。面接も詰まることなく喋れて…第一志望の企業だったので本当によかったです。
–内定先ではどんなお仕事をされるんでしょうか?
スタジオのアシスタントで内定をいただいているので、撮影をする後ろで機材の操作や小物の調節などを行う仕事をする予定です。現時点ではいつかカメラマンとして認められるように頑張りたいなと思っています。
–入学する際には悩んだこと、不安なことはありましたか?
うーん…入学するとき年齢は少し気にしていたんですが、案外入ってみるとすぐ馴染めました。いい同級生を持ったみたいです。年上の威厳はないですが…(笑)
–伊藤さんの人柄もあってのことですね!カメラの技術はほとんど1年間で学ぶと思いますが、苦労はありましたか?
最初はほぼゼロからのスタートでしたが、好きなことなので苦労はなかったです。楽しく学べたと思います。
–”最近ハマっていること”には漫画/アニメをあげていただいてますが、どんな作品ですか?
漫画はずっと「ワンピース」が好きなんですけど、最近で言うと「左ききのエレン」がおすすめです。いい漫画なので、ぜひ。
–それでは最後に再進学を検討している方に一言をお願いします!
入学の際は年齢だとか就職だとか…とても不安だと思うんですが、そんなに気負わなくて大丈夫です。学内には18~19歳ばかり居るわけじゃないですし、珍しい存在でもないので思ったより馴染めると思っています。不安だと思いますが案外大丈夫ですよ、と伝えたいです。
–ありがとうございます!
<広報部より>
同級生ともよく馴染んでいて、慕われている方だなと感じました。とてもポジティブで柔軟な人柄が就活にも活きたのではないでしょうか。卒業展示お疲れ様でした。卒業後も応援しております!