各学科共通 CG映像学科
【内定レポート#001】ずっと入学したかったCG映像学科で夢を叶えました。
短大卒業後、4年間社会人として就労したのち本校ビジュアルアーツに入学、CG映像学科にてゼロから学び、希望の企業へ内定を決めたMさんへお話を伺いました!
夢を諦めた高校時代。チャレンジするなら今だと思った。
–入学前は社会人として働いていたとのことですが、どんなお仕事でしたか
短大を卒業して最初は携帯ショップで働いていました。様々なお客様がいらっしゃいましたが、もともとコミュニケーションを取ることが苦手だったので本当に大変でした。そのころは一般のお客様相手でいわゆる「BtoC」だったので、一旦そこを変えて「BtoB」の法人相手もチャレンジしてみたいなと思って営業事務のお仕事を始めました。
–いろんなことを経験されたと思うのですが、学生に戻ってみて活かされた部分もありましたか
社会人としてもビジネススキルはもちろんなんですけど、苦手なことを克服できた期間だったと思います。そのおかげで就職にあたっての面接も「怖くないな」と感じることがありました。回り道だったけど、結果的にはよかったなと感じています。
–入学にあたってCGを選んだのはやっぱり夢があったからですか?
私が高校生の時は九州ビジュアルアーツのオープンキャンパスにも行きましたし、フリーソフトで映像を作るほど好きだったんですけど、 私がまだ高校生の時はファンという立場としても技術的にもアニメを仕事にして頑張っていけるのか不安で、 親からも食べていけるの?という心配がありました。
私自身も本当に好きなことだったけど、自分自身に自信が持てず、一旦は諦めてしまいました。
–そこからコロナ禍だったり、メディアの発達で業界が明るくなってきて、自分も独り立ちしてきて…というタイミングで本校を思い出してくれたんですね。
はい。やっぱりやりたいことを仕事にしたいよね、って思ったんですよね。お金も貯まってきたし、ここでチャレンジしとかないとと思いました。
–希望の職種で内定をもらえて良かったです。社会人からの入学は不安感はありましたか?
私自身、気が弱くて根性なしで人見知りで…!本当にダメなんですけど学校生活に対しての不安はなかったですね!前職でも年下の上司や同期の方々と仕事することがあったので年齢は気にしなかったです。友達できるかな…とは思ってましたが、人に恵まれて楽しく過ごせています。
設備や制度を120%使って挑んだ学校生活。充実していました。
自由な時間は普段やらない工程をやってみたり、課題を進めたりして大忙し。「好きなことなので楽しいです」と話されていました。
–自由制作時間が1番好きとお聞きしましたが、理由を聞いてもいいですか?
自分で貯めた大事な学費を払ってる分、存分に使ってやろう!という気持ちがあって。自由な時間は学校の設備を使えるし、他の学科とも交流できるんですね。なのでもう100%フルに使ってやるぞ!とバリバリ楽しく使わせてもらってます。
–学生の時とは学費の重みが違いますよね。
両親がポンと出してくれてた学費ってこんなに大変なんだなって思いますね。4年ボロボロになりながら働いたのでなおさら感じます。その分、絶対に就職してやる!という気持ちにもなりました
–「背水の陣」的なものですね!
そうです!追い込まないと!(笑)そのおかげで頑張れたなというのもあります。
–内定を決めるためにいつ頃から動き出しましたか?
1年生の11月ごろからなんですけど、「この作品で勝負したい!」っていう制作が長引いて、本腰を入れたのは2年生の6月でしたね。大手企業は早めに選考が終わっちゃうのでギリギリでした。もちろん運も味方してくれました。
–どんな作品なんですか?
有難いことに、FA(※本校九州ビジュアルアーツ内の他学科や姉妹校の授業やプロジェクトの自由選択制度)で姉妹校の九州デザイナー学院アニメーション学科の方々と知り合ったことをキッカケに、自主制作アニメのプロジェクトに参加させてもらったんです。そこで完成したアニメが大きな実績になりました。
–FA制度はどんなところがいいなと思いますか?
アニメ一つ作るのにもいろんな工程があるんですけど、自分の担当じゃない分野も知ることができるし、自分一人で作れない大きな作品に関わることができることが一つですね。あとは「繋がり」ができることです。
–お仕事をしていく中でクリエイターは「繋がり」が大事ですもんね。
そうなんですよね。校内でも少し積極的に動いていくことで「じゃあMさんにもお願いしたいな」と声がかかることがあって。そうやってお仕事の幅が広がっているのを感じます。制作って一人じゃできないので、「あれができるのはあの人だな」って思ってもらえるように、人見知りなんですけど勇気を出して交流してます。
–大事なことですね。それが結構社会に出た時も大きいんじゃないでしょうか。
本当にそうです。私はこれ、18歳の時にはできなかったなって思います。本当に人見知りだったので。
–社会人経験があったからこその部分もあったんですね。
そうですね。今もコミュニケーション力は人より弱い方ですが、勇気を出せるのはあの大変だった社会人の時代があったからだなと改めて思います。それに、周りの子も優しくて有難かったです。
–内定先は関東ですが、新しい場所で住み始めるのはどうですか
今まで住んだことはなくて、住むところじゃないって思ってたので、恐ろしいですね!(笑)もちろんイベントもたくさんあるし、遊びに行くところも多いので楽しみな面もあります。
–イベントといえば、ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)が好きということでどのキャラ推しとかはあるんですか?
本当に箱推しで好きなんですけど、中でも思い入れのあるキャラクターはジェントル・クリミナルです。夢に対して挫折を知っている姿が今の自分と重なってたくさん勇気をもらってました。ぜひヒロアカ見てください!
–それでは、最後に入学を検討している方に向けてメッセージをお願いします!
え〜…私が言えることは多くないんですけど、とりあえず飛び込んでみてほしいな!と思います。私自身も夢に対して不安や悩みはありましたが、私がいるCG映像学科は本当にいろんな人がいて、 やってることもそれぞれなんです。 もっと広く見ると学内もそれぞれなので、 楽しみながら最終目標や自分が知らなかった向いていることを見つけていくこともできるんじゃないかなと思います。社会人も結構馴染めるので、怖がることないです!自分でぜひ将来を見つけにきてください!
–ありがとうございました!
<広報より>
教室の幽霊話や担当の先生のことなど冗談まじりに楽しくお話ししてくださる方でした。しっかり自分や環境を見据えていて、高校生からの夢を叶えて将来もぐんぐん伸びていくように感じます。これからも応援しています!インタビューにご協力ありがとうございました!