各学科共通
KVAアーティスト特集「Sleeping Girls」
KVAアーティスト特集
「Sleeping Girls」
Vo.&Gt. ミナギ/Ba.&Cho. タケヒロ
「やりたいんだったらやればいいし、無理って思ったらやめればいい」
大分ロックンロールバンド「Sleeping Girls」。
大分県の高校生が参加するバンド大会「YOUNG BLOOD SP」にてグランプリ受賞。
今回は、KVA在校生の Vo.&Gt. ミナギくんを直撃。
ロックンローラーや、ロックな生き方に自信がない人にぜひ読んでほしいです。
よろしければ、その前に彼らの曲を聴いてみてください。
「そんなにないけど、嘘はつきたくない」
---高校生でグランプリ受賞ということは、当時から作曲はできたのですか?
そうですね。でも割とテキトーというか。
Sleeping Girlsで初めて作った「蝉」って曲は、まずギターとボーカルを吹き込んだ音源を自分で準備して。
それを当時別々のバンドで活動していたメンバーに聞かせて...という流れで作曲しました。
---1〜2週間で出来たんですか?早いですね!
そんなことないです(笑)
---「蝉」や「渡り鳥」を聴いて感じたのが、『特定の誰かに対して歌っている』という印象でした。
まぁ、そうですね。誰かしらに対して歌っている部分はあります。
でも曲作りで意識していることは、そんなにないですよ。
ただ「嘘はつかない」って決めています。
「言葉の重みがぜんぜん違う」
---そのまま音楽活動を続けることもできたと思いますが、KVAに進学した理由はありますか?
施設が充実していて、講師がみなさん業界の人で、話していてすごく刺激が多くて面白かったので。
今後音楽をやる上でいろんな繋がりが生まれそうだと思って、KVAに進学しました。
---印象に残っている講師の言葉はありますか?
「これ!」というのはないんですが、全然違うんですよ。言葉の重みが。
長く現役で音楽をされている先生たちだから、苦労経験もあるし、いろんな知識が豊富なんです。
同じこと話すなら僕が話すより、先生たちが話した方が断然面白いです。
---KVAで役に立った授業はありましたか?
授業の中でも「音楽知識」・「ボーカルレッスン」・「アンサンブル」は楽しいし好きです。
あと、写真学科の学生にアー写を撮影してもらうこともできました。
---前回特集した「くっつくパピー」のモウリくんも「音楽知識は好き」って話してました。
あぁ、あの記事読みました。
モウリはしょうもないヤツなんで、別にいいです(笑)
「音楽なんて、そんなに大した価値はない」
---音楽をやっていて「楽しい時」と「しんどい時」ってありますか?
うーん...
基本的に、常に楽しいんですよ。音楽をやれていることが。
しんどい時もあるんですが、「それも楽しい時間の一部」って思ってます。
---すごい!弱冠20歳でその思考とは!
そんなことないです(笑)
しんどい時は本当にあって、例えば「ライブハウスのお客さんの入りが良くない」とか、
非常にありがたいことに「音響スタッフさんからダメ出しをされる」とか。
でも、その時間が何のためにあるかって「楽しい時」のためだと思ってます。
だから、「しんどいだけの時間」っていうのは、感じたことがないです。
---音楽を続けようか迷っている人に向けて、一言お願いします。
別に偉そうなことを言える立場ではないんですが、
そんな深刻に考えなくていいと思うんです。
音楽なんて、そんな大した価値ないし。
---そのセリフを音楽やってる人の口から初めて聴きました(笑)
(笑)
いや本当、ミュージシャンってみんな崖っぷちでやってると思うけど、
音楽なんてすぐにやめられるようなものだから、
やりたいんだったらやればいいし、無理って思ったらやめればいい。
...これで2年後くらいに僕が音楽やめてたら面白いですよね(笑)
でも僕は、ずっとロックンロールをやっていきたいです。
中には「どうやっても音楽をやめられない人間」もいて、
自分はそっち側だと思います。